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売上に繋がるスーパーの販促とは?繁忙期に活用できる値札・POPを使った売り場づくり
スーパーの繁忙期は売れていない商品が売れたり、通常の数倍以上の売上を作るチャンスが潜んでいます。でもそのチャンスをただ待っているだけでは、競争率が高いからこそ他のお店に抜かれてしまいます。ではチャンスを待たずに何をするべきなのでしょうか??今回はスーパーの繁忙期に活用できる売り場づくりや、値札やPOPを使った販促をご紹介いたします。計算された商品の配置設計とタイミングに合わせた訴求コピーのある値札やPOPでお客様の心をつかむことが大切なのです。
スーパーに来るお客様の購買導線を活用した販促
季節を感じる野菜でスタートする設計された売場
スーパーに入るとすぐに野菜があるのはなぜでしょう?それはスーパーの「鮮度」を訴求するためです。野菜は季節によって品揃えが変わるため、シーズンに合わせた配置で鮮度と季節感を演出しているのです。四季に合わせた特別コーナーと、心を揺さぶる訴求コピーでついつい手を伸ばして買ってしまった、なんてお客様も多いはず。
すぐに会計されないようお肉やお魚などのメインを中央へ配置
スーパーのお客様の目的のほとんどが、メインディッシュのためのお肉やお魚を買うことです。その目的商品に早くたどり着いてしまうと、他の商品を見るチャンスもなくレジへ直行してしまいます。そうならないためにも、お肉やお魚のメインをスーパーの中心=奥へ配置し、それまでの過程で色んなオプションを与え、お客様にお店の中を回遊してもらえるように工夫をしてみましょう。お肉やお魚が目的で来店されるお客様へ向けて、期間限定のお得なセールメニューのPOP、もしくはチラシを作るのも良いでしょう。「この日のこの時間はお肉やお魚が安い」という情報を宣伝し、外からのお客様来店を促せるので効果的です。そのセール商品に関連した野菜やサイド商品も合わせて店内で訴求すると更なる相乗効果で売上アップに繋がるでしょう。
ついついスーパーで買ってしまいたくなる効果的な訴求内容
値札やPOPの表記内容の順番を工夫し、商品を魅力的に伝える
スーパーの食材は他のお店に行けば買えるようなものばかり。 「このスーパーでしか買わない!」と思われるお店には色んな要素がありますが、その要素の一つが値札やPOPを使って商品の魅力を最大限に訴求しているかどうかです。スーパーで商品名と価格しか書かれていない値札やPOPをよく見かけますが、これでは商品の魅力を伝えるチャンスを逃してしまっています。効果的な表記は1) キャッチフレーズ + 内容 2) 商品名 3) 価格 の順番です。このやり方で値札やPOPの表記を変えると平均客単価が20%程アップしているという結果があったそうです。 では、実際にどのような内容が書かれているのでしょうか?
“当たり前”からお客様にとっての魅力ポイントを見つけ、改めて伝える
スーパーの食材はその日に入荷されたものや、その日に作られた新鮮なものばかりです。お店側からすると当たり前なことなのですが、それを値札やPOPへ明記することで、商品のイメージが格段に上がります。例えば、「本日”限定”入荷!」など書かれていると「今しかないんだ..!」と喚起されてついつい買ってしまったことはありませんか?そのキャッチコピーへ、お客様へのベネフィット内容を加えるとインパクト大です。例えば、推したい商品が”鮭”の場合、「本日”●●(地域)から限定”入荷!」「冷え性改善に効果大!鮭の味噌鍋に超オススメ」などキャッチコピー + ベネフィット + 料理の提案などが加わると、「今夜は鮭の味噌鍋にしよう!」と購入のきっかけへと繋がります。お店側の”当たり前”から商品のアピールポイントを見つけ、お客様に改めて伝えることで売上に繋げていきましょう。
繁忙期に効果のあるスーパーの販促とは?
色やフォントを工夫した季節を感じるデザインの値札やPOPで購買意欲を高める
売り場づくりや値札、POPでの訴求を工夫することに加え、季節を感じるデザインの値札やPOPで雰囲気を演出することでお客様は「これを買おう!」と喚起されます。 色やフォントをカスタマイズできるプリンターを活用して、季節の色で値札やPOPを作ると、季節感やトレンド感を演出することができます。ちなみに赤は「購買色」とも言われていて、購買意欲を高める効果があります。セールの値札に赤色が使われているのはこの理由がほとんどでしょう。 配色やデザインなど、細かい部分までこだわることで、お客様は効果的に誘導され購入に繋がっていくのです。
効果的なスーパーの販促策とは、イベントごとでのお客様の目的を知り、何を伝えたいか明確にすること!
今回ご紹介した繁忙期で活用できる販促は、お店側の日常的にある当たり前からポイントを見出し、イベントごとのお客様の目的に合わせて伝えるというシンプルなことなのです。そして伝えたい相手をイメージしてキャッチコピーや内容を考えると、お客様はそれに共感し、心を引かれて購入してくれるのです。考え方を少しだけ変えて、お店の繁栄に繋げていきましょう!